このレビューはネタバレを含みます▼
酒を飲んで働かないDV親父と母親が蒸発して2人きりになったそれぞれの連れ子の雫と菊太郎。血が繋がらないながらも雫は菊太郎との生活を守るためにホストになって働いています。雫と菊太郎はアパートの取り壊しで引っ越した先の隣の部屋に住む辻堂にひょんなことから夕ご飯を食べさせてもらえることになりというお話で、とってもよかったです。経験則から時々鋭いながらも基本おバカな雫としっかり者の菊太郎がかわいかったです。あまり子供が出てくるお話って読まないのですが、考えが変わりました。菊太郎ラブです。火崎先生の作品は初めて読みましたがすごく面白かったです。幾度も噴いてしまいました。フォローしている方のレビューにもあるようにあとがきに書かれていたようなお話を続きで読みたいです。そして大きくなった菊太郎のお話を是非!でもいたいけな菊太郎にそういう道に進むのを求めるのは心苦しい...でも読みたい(おっきくなってからだから!)。続編お願いします!あ、辻堂もかっこよかったです。お姉様方も素敵でした。火崎先生ってすごく多作なんですね。他の作品も読みたいと思いました。
2021年6月 総236ページ 挿絵あり。