センチメンタル・ロデオ【コミックス版】
」のレビュー

センチメンタル・ロデオ【コミックス版】

SILVA

仕事に誇りを持ってるふたり

ネタバレ
2021年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●絵柄も好きで、ストーリーも結末も良かったです。すっごいえっちだし…!!男優の煌が、ずっとカメラマンの長瀬(ノンケ)を想っていて、誰に抱かれていても相手は彼なのだと感じながら、彼自身に撮られている…という状況は、切ないけど良い。ある種のエロティシズムでもあります。
●ハヤトはいい仕事しましたね(当て馬的に)。いろんなアプローチで長瀬に煌への気持ちを自覚させた。挑発したり、嫉妬させたり。そして煌があえて長瀬への想いを遮断してハヤトとの撮影に臨み、その「いつもとの違い」を長瀬が感じ取って、思わず撮影を中断して煌の手を引いてしまう…というシーンはドキッとします。
●二人の出した結論に賛否あるようですが…「恋愛関係の一時解消」というのは「えっちはしない(言い方良くないですが商品状態の保全…)」というだけのことかもしれないなと思いました。二人はそうなる前からずっと信頼関係で結ばれていたのだし、お互いを一番大切に思っていて、相手の最高を引き出すことが自分の仕事で、それに誇りを持ってる。そしてこれからもきっと変わらない。ラストの幸せそうな二人の撮影シーンを見て、そう感じました。
●なお…こちらの作品を皮切りに、作者さん買いするようになりました。これからも拝読させていただきたいなと思ってます。
いいねしたユーザ8人
レビューをシェアしよう!