お義兄様の籠の鳥
」のレビュー

お義兄様の籠の鳥

市尾彩佳/駒城ミチヲ

さすがソーニャ作品

ネタバレ
2021年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれる前亡き母親の大きなお腹の中に居た時からヒロインはヒーローから逃げられない運命で、9歳にして頭脳明晰でハイスぺな素質を持つ少年だったヒーロー巧みに大人を操り誘導させて、仮面をつけて導きヒロインを19年の歳月をかけて妻にしましたね。
でもヒーローの実父親も酷く怖い人で、ヒロインの母親を見初め年甲斐もなく追いかけまわし等々ヒロインの実父親をも亡き物にし手に入れその前に妻を恐らく階段から突き落とし再婚する為に恐ろしい人だけど、そんな事をしているから歪んだ性格になったヒーローに殺されるのですね。
ヒーローはヒロインに酷い仕打ちを人達には容赦なくヒロインが知らない間に排除させて、又信頼しているヒロインの育ての親の修道院の女性にも周りから誘導させてヒーロー側につきましたね。
怖い程の策士だけど、ヒロインだけを見て一途過ぎるくらいにヒロインにきがいや蔑める人には容赦しなくて、ヒロインは何も知らずにただ感謝と信頼親愛で天真爛漫無垢なヒロインは、ヒーロー旦那様だけ愛してそれはそれで、ハッピーエンドで良かったですが、本当の事はヒロインの母親しか知らなくてひょっとしたら実はヒロインとヒーローは血の繋がってる兄妹かも知れないけど、ヒーローにとってそれはどうでも良い事で、と有り怖くなりました。
もし血の繋がりが有れば血が濃いから生まれる子供はどうなんでしょうか?
子供が生まれてからの話も少し欲しかったです。
血の繋がりが本当に無かったら良いですが。
ソーニャらしくて、サクッと読みました。
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