夜啼く鷹は愛を知らない【電子限定かきおろし漫画付き】
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夜啼く鷹は愛を知らない【電子限定かきおろし漫画付き】

山本ティナ

鷹が愛を知るまで

ネタバレ
2021年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●自分を救い上げてくれたマフィアのボス。そのボスを摘発するためにやってきたマキシム。タカヤは信頼していたボスの悪事を知らされる。自分もその一端を担っていて…。「幼い頃に兄を殺されている」というエピソードもありますが、そちらは主軸ではなくアクセント程度かなと思います。
●最初は、ボスに「取り入るために寝ろ」と命じられて関係を持つマキシムとタカヤ。ボスの逮捕をきっかけに環境や自分が変化していくことに戸惑うタカヤが、マキシムの優しさに安堵し、心を(体も)溶かされていくのが良い。
●4話で時間軸がいきなり巻き戻るのは初読のときは戸惑いましたが、マキシム視点で描かれていて、ストーリーにより感情移入することができたので良かったです。タカヤの大事なものを奪ってしまったこと(ボスに対する落胆)をマキシムはよく分かっていたんですね。
●全4話ですが1話約50Pで読み応えもあります。1話につき1えっちですが、その意味がどんどん変わっていくのがいいなと思いました。
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