狐のよすが
」のレビュー

狐のよすが

ミナヅキアキラ

縁-よすが-を頼りに生きる

2021年8月26日
やはり大好きです。作者買い!他作品のレビューにも書きましたが、未だに「この夜のすべて」がミナヅキ作品との出会い&最高に好きな作品。「なかないひばり」を境に以前以後、大きく作画も読者の反応も変化したかな〜と捉えています。以前の作品には読み手に委ねられた余白のようなものがあり、それが魅力でした。以後の作品は余白は無くなりましたが、分かりやすいストーリーになり寄り添いやすくなりました。もちろん私は全作品好きですが!なかないひばり、スモーキーネクターでミナヅキ作品を気に入ってくださった方々にもぜひ初期作品を読んでほしいな。本作「狐のよすが」は初期から続くミナヅキ作品の他者意識と共感性、視線とセリフの妙をビシバシ感じられる切なく美しいお話でした!個人的なツボは、九重に餌付けされるピー助の食事シーン!可愛いすぎる。そして、よすが、と名付けるシーン。震える!!
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