幸色のワンルーム
」のレビュー

幸色のワンルーム

はくり

人の心。

2021年8月26日
賛否両論あるのは当然だろうなと思います。
一般的に、ごく普通の家庭環境に育っていれば現実にあり得ないものに見えるでしょうから。

しかし、「そういう環境」を知っていると、登場人物があっさりいなくなっていくそこらの「社会の闇」みたいなもののほうがよほど薄っぺらで安いドラマに見える。
それくらいのすこし不気味な現実感を感じる作品です。

人にオススメ出来るかというと、ちょっと厳しい。
とはいえ、精神面やそれを踏まえた行動描写、その変化は個人的に異様なリアリティを感じるものでした。

現実にも、人がこんなに変われるならいいのになぁ。いや、いいのかなぁ。

次の話を見るのが待ち遠しいような、少し恐ろしいような。
僕にとってはとても印象深い作品です。
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