知る手立て





2021年8月28日
戦争経験者が少なくなっている今、当時の一般の人の心象風景や出来事を知る手立てとしてとても優れていると思いました。国の決定に振り回される描写が、コロナの今とリンクする部分があるようにも感じた。現代は少なからず人それぞれが考える力を持てていることが救いだとも。それでもまだ皆が人にやさしく幸せになる道には至ってない。日本は敗戦国としては目覚しい発展を遂げたのに、そこに胡座をかいたのか、最近は様々な面で出遅れ感がある。こういう作品を読んで過去の失敗を知り、少しずつでも前を向いて、皆が希望をもてる世の中になって欲しい。

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