このレビューはネタバレを含みます▼
「25時、赤坂で」からすっかり作者の虜になりました。とにかく絵、特に瞳が美しいのと、その場の雰囲気や登場人物の性格が伝わってくるような会話術が素晴らしく、あっという間に引き込まれました。新作が出ていて嬉しい!!バンドマン星名と高校生瀬戸のストーリーで、星名は脱力系?で、瀬戸はキラキラ癒し系男子。野心とかとは無縁で、平坦な日々を気楽に過ごしていた星名が瀬戸との関わりを通じて少しずつ変わっていきそうな感じがします。この瀬戸君がかわいいだけじゃなくて、星名の性格とかを理解して、逃げないようにズバッと切り込んだり、想いを伝えたり、見ていて清々しい!星名も優しいのはもちろんだけど、穏やかで包容力もあるので、お互いがないものをもっていて、癒され、居心地がよくなるんだろうな…。そしてやっぱり会話が面白い!テンポもいいし、クスッと笑えるし、2人の雰囲気が手にとるようにわかります。苦手とするラブソングが、瀬戸への想いのつまった曲となって、音楽でも伝える日がきてほしいな。