このレビューはネタバレを含みます▼
昔pixivで一話を読んで、気になったので購入しました。3巻まで読んでの感想は、設定がうまく活かしきれてないな、と思いました。物語の中で、運命の人と出会うと〜みたいな話をしてますが、結局、瑠璃川は運命＝喰べたい、という本能しか描かれてないので物語の中でまともに人を好きになって恋をしているのは月詠ぐらいです。だからか、彼以外の登場人物の気持ちがイマイチ読んでいてわからないです。月詠が一番人間に近いからかも知れませんが......。恋もしない、駆け引きもない、行為も最後まで描かれないので、BLとしては物足りないです。最初からずっと孕ませたいと言っているクセに、しないのかとガッカリしました。最後まで読んで思ったのは、月詠が主人公ポジですね。運命の人とは結ばれないけど、彼が誰かを好きになって子どもを産んで育てて最期を見送って、そして自分の子どもたちが大きくなって孫もできて。たくさんの人に愛されて、幸せな人生が描かれていて本当に良かったです。ハムとくっつくのかな〜と思って期待していたのですが、復縁は叶わず......そっちも見たかったです。
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