身代わりの恋が甘すぎて 寂しがりやのペシミストは肉食彼氏に堕とされる
櫻井音衣/千影透子
このレビューはネタバレを含みます▼
本当に、本当に面白いんですが!
色々とモヤりまして(笑)
まず、主人公がこれでもかっ!って位に「私なんか普通だし」「私なんか地味だし」と、自分を卑下し過ぎてイライラする。
ここまでされると、読み手も自分に投影し辛くなって、他人事になってしまう。
おまけに、好かれてるのが分かってないし(元彼の影響もあるかもだけど)何人も男と付き合って来た割には、小学生レベルに鈍感。
ヒーローも好きで好きで仕方ないのに、そこまで画策するなら、始めからさっさと好きって言えよ!っていう愚鈍。
何よりもヒロインから彼氏を奪った友人と、ヒロインを飯炊き女のセ○レにしてた元彼の制裁がない。
それなのに、寝取った友人に料理を教えるとか、このヒロイン、馬鹿なの?
更に元彼は、謝りすらしてない。
こんなドロドロの関係で、年末年始とかの親戚付き合いとか、地獄なんですけど。
みんなが集まって、「私、寝取られた元カノで、飯炊きとセ○レしてたから、彼の事は義妹よりよく知ってるんです」とか言うのかね?
そのうち、友人(義妹)が料理出来ないからって、義妹(と元彼)夫婦の都合のいい飯炊き女にされそう。
お話の途中でもクドクド書かれてた、ヒロインと元彼がどんな付き合いで、どれだけやってて、前日までしてたとかいう余計な情報は、ヒロインをヨゴレの印象を持たせて不快な思いを読者にさせるだけなので、そこはサラリと流して欲しかった。
酷い元彼と友人に復讐するっていう設定は凄くよかったし、面白い展開ではあったので最後まで読ませられてしまった。
何か不満ばっかり感想になっちゃったけど(笑)
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