京都不倫旅行殺人事件
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京都不倫旅行殺人事件

山村美紗

僕にとっての「山村美紗作品第1号」です。

ネタバレ
2021年9月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう30年以上も昔の話、丁度年号が「昭和」から「平成」に変わろうとしていた頃でした。その頃は「不倫」と言う言葉がブームになっていまして、それに乗じて、大和和紀先生の「あさきゆめみし」と言う漫画も大ヒットしていました。そんなある日、僕は偶々、ある書店で「不倫」と言う文字を含む題名の小説の文庫本を目にしましたが、それがこの「京都不倫旅行殺人事件」でした。初めは単なる興味でしかありませんでしたが、その文庫本のカバーに山村美紗氏の写真が掲載されていまして、彼女がとにかく美人でしたから、とりあえずこの小説の文庫本を買いました。この日を境にしまして、僕は彼女の推理小説にのめり込んでいきました。三原麻知子、上田みどり、野川ユミの「仲良し三人組」の旅先の京都で3件の殺人事件が連続して発生し、東京でも怪しい男が殺され、最後になって密室のトリックの解明と同時に意外な犯人が浮上し、三原麻知子の親友の「野川ユミ」と最初の被害者の夫が連続殺人事件の犯人だと判明したと言う物語の展開がとても素晴らしかったです。また、この当時は「エースをねらえ!」の「宗方仁の死後のあらすじ」のアニメ化も着実に進行していました。只、僕自身、この小説の文庫本もやはり、その後の様々な事情で手放してしまいました。そして今回、コミックシーモアで再購入しまして、もう一度最初から最後まで読み直しました。過去に一度読みました漫画や小説をもう一度読み直すのはとても面白くてとても楽しいものですね。
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