災厄のてびき
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災厄のてびき

草間さかえ

ラブがあってもなくてもかわいい人達!

2021年9月5日
2003年に出されたコミックの改訂版だそうで、今より線が太いって書かれてたけど確かに太い!!切り絵みたい笑(絵本もちもちの木を思い出す)
でもそれがレトロな雰囲気醸し出してて味があります。
「表題作~てびきのまとめ」草間先生の描くショタは生々しいツルスベ肌がエロい!
猫みたいにぬるっと懐に入ってくる少年に翻弄されちゃう小説家。幸宏は火事の火を見るとムラムラしちゃう…それに気づいた平尾さん。
放火犯に疑われてサスペンスチックになるかと思いきや軽快な小話のようで後味サッパリ!
幸宏のかわいい笑顔に全部もってかれます。好き。
「散髪唱歌」お客さんを疫病神呼ばわりしたり、襲ってみたり笑
そんなことされてもまた来るんかい!笑不思議な関係が笑えました。
「ピンナップ・スタア」親友が兄に無理矢理抱かれているのを覗き見するうちに見えてくるもの…。
3人ともの表情が切ない。とても短いけど心の変化がよく分かってBLとして完成されたお話!
「雨のち晴れ ところにより雪」ゲイの同僚が恋人に優しい。どんな風に優しくされるのかなって思って実際されてみた。気まぐれな天気みたいな味見エッチ。普通なら浮気だけど浮気にならない味見感が良い。
「ばんごはん」ショタ×隣の家の思春期ショタ×ショタ兄。やってることは置いといて笑
ご飯を誰かと一緒に食べる幸せを3人が感じている。それだけでいいんじゃないかと。
全体的にエロ多めだし、短編なのに読み応えもあっておもしろいです!
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