このレビューはネタバレを含みます▼
組の跡取りの高校生・哉芽×下っぱ構成員の真尋。組長から哉芽に普通の家族を体験させるため、1ヶ月間哉芽と暮らすように頼まれた(という名の強制)真尋。普通の家族生活がなにか分からないながらも頑張る真尋がほんとにおバカで可愛い奴。坊ちゃんの良いようにぐいぐい距離を詰められて、ついには抜き合いにまで発展する単純さ。坊ちゃんもまだまだ子供だけど将来有望だし、ヤクザらしいシーンはないけどさほど違和感もなく、楽しく読めました。ノンケの真尋が落ちるのが早すぎたというか、勝手に落ちた感じなので、もう少しそこに説得力が欲しかったな。あと家族と音信不通の割に思い出がいいものばかりなので、兄弟とか心配してそう。その辺り含め、坊ちゃんが大人になった頃のも読んでみたいです。