このレビューはネタバレを含みます▼
好きな人の結婚式の後、やけ酒していた涼に話しかけてきた隼人。
ただ偶然あっただけの男と関係を持っただけと思っていたのに、隼人は実は先輩の弟だったって展開が波乱を呼び、さらに拗れてしまうことに・・・。
隼人は兄にコンプレックスを抱いていて、涼に近づいたのは気まぐれで兄が大事にしている後輩を取ってやりたかっただけで、最初はそこに好きという感情はなくて、それだけだったのに近づき過ぎたんでしょうね。
好きになってしまったことが誤算だったと思いますが、好きな気持ちを消すことはできなくて、涼に本当の事も気持ちも言えないまま関係を持ち続けていた。
でも、それは長くは続かないですよね。
ある日先輩が事故で病院に担ぎ込まれて、先に隼人がかけつけて、その後に涼がかけつけたことによって病室で鉢合わせてしまい、実は後輩だったということも最初から知っていて近づいたことも同時にバレて、その事によって涼は隼人の事を信じられなくなってしまった。
そりゃこんな事知っても、涼が隼人を信じられなくなっても仕方ないですよね。
でも、何故自分に近づいてきたかも納得いかないし、何よりも好きにさせた責任を取れとか・・・。
意外と涼は潔かったですね。
隼人の方がやはり下の子だけあって子供っぽい所があって、ふと見せた子供っぽい顔が可愛いとか思ってしまった自分がいました。
隼人を好きなんだと自覚してしまった涼ならもっと可愛いと思っていますよね。
最初は嘘から始まった関係も本当の恋に変わったことによって、二人が悩まされていた気持ちを解放して幸せになれることでハッピーエンドになれました。
あっという間に読み終わってしまい、もっと読みたいと思ってしまいました。
続きとか出ないですかね?