優しい話だった





2021年9月7日
☆の多さと表紙の感じに惹かれて一気に4巻買ったものの、読み始めたら記憶喪失もので一瞬がっかりしました(記憶喪失をストーリーに使うのって手っ取り早い感じがしていい印象持っていなかった)。でも読みすすめるにつれて、若干ミステリーのような感じもあってどんどん引き込まれました。強烈な悪者は出てこずに、主人公二人のやさしさ・孤独・めぐり会う二人がじわじわ染み込むストーリーです。衛さんの辛抱強さとその限界、真文さんの衛の人生をこれ以上困らせたくないから彼に言った言葉、とてもじーんときました。特に4巻目、真文さんが自分に嫉妬するところがかわいくてピュアで微笑ましかったです。時間軸が前後したりするので、また読み直そうと思います。初めのがっかり気分は読み始めたらあっという間に吹き飛びました。良いストーリーでした。

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