甘噛みだけではすまさないっ【電子限定描き下ろし付き】
鶴子
このレビューはネタバレを含みます▼
●セールになっていて購入を最後まで迷っていた本作でしたが、拝読してよかったです。3組＋番外でもう1組。欲情すると相手を噛んでしまう世界（甘噛みでは済んでない）。「半獣人」「獣人受け」「蛇の獣人」という新たな扉を開いていただきました…！
●1組目、狼×人で、年齢差あり。幼い頃の匠（人）の命を助け、今は保護者のような役割を担っている狼の先生が、ずっと匠に欲情しないように（＝傷つけないように）自制してるのが禁欲的。匠が想いをぶつけて口論になったのをきっかけに先生のタガがぶわっと外れてしまうのが大変良いです。
●2組目、人×黒豹、陸上部の後輩と先輩。人が黒豹を抱くというのが…なんともいえずエロい…。愛八（人）は俊介（黒豹）にベタ惚れなのに、俊介の方は好かれてる自覚も好いてる自覚もなくて、その感情を徐々につかまえていく展開。自覚した途端、愛八の匂いにクラクラ…。二人がトップスプリンターというのも素敵。
●3組目、ライオン（半獣人）×蛇、幼馴染みの両片想い、表紙の二人です。那智（ライオン）は小さい頃から巳國（蛇）を好きで、欲情したときだけ姿がライオンに近くなるけど、そのことをずっと巳國には言えないでいる。脱皮後の巳國が以前よりも感情を露わにするようになったことで二人の間にも変化が生まれて、（当て馬先輩の働きもあって、）ようやく想いを通わせる二人です。ライオンと蛇の噛み合い…えっちだな…。巳國の方が積極的でうわてのようです。
●番外は、人×蛇、病院の助手と先生で、助手くんが気紛れな蛇の先生を手玉に取ってる感じですね。前3組がオールスターで登場します。
●レビュー長くなってしまってすみません！全然CP好きだったので、書き過ぎてしまいました。それぞれのケモノの特性みたいなのがきちんと活かされているところも好きです。他のレビュー拝見してもお好みがいろいろみたいなので、ハマるCPが見つかると思います。獣人がお好きならorご興味あれば、是非。
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