最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
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最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~

滝井みらん/すみ

幸せになって良かったです

ネタバレ
2021年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 母の命と引き換えにこの世に生を受けたヒロイン。成長するにつれ母の面影を自分の中に見つけ、父からも兄からも目を背けられ、罪悪感と疎外感に孤独に成長。誰からも愛情を向けられる事なく生きることに絶望していた時知り合って、暴漢に襲われた時も助けてくれた優しいお兄さん。生きろ、と命令されプレゼンされた熊のぬいぐるみ。大人なり仕事に邁進する今もぬいぐるみは彼女の心の支え。大学入学時、故郷を捨て1人上京して9年。母のお墓詣りに行くだけで実家に帰る事は無かった。新任の上司に何故か懐かしさを感じるヒロイン。御曹司でハイスペックな彼は優しくヒロインを包み込んで、恋人同士に。幸せになってもいいのかと思った時、彼の婚約者が登場。別れるように言われ、ショックを受けていた彼女に実家から父の事故の知らせが。捨てたつもりだった家族だけど死なないでと実家に戻る。冷たくいじわるだった兄とも少しずつ気持ちを向き合わせ、なんとか命を取り留めた父とも向き合い、やっと彼に自分の不安を話せると前向きに。そんな時出張先から駆けつけてくれた彼。なんと彼こそあの時の優しいお兄さんだったと分かり、まさかのプロポーズ。ずっと求めて来た愛情に包まれて幸せになるお話でした。
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