コぺルニクスの呼吸
」のレビュー

コぺルニクスの呼吸

中村明日美子

かはっ、、

ネタバレ
2021年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ すみません。少々、私の感情が吐血しておりました。
全くもって容赦ない残酷さというか、隠された裏側とでもいうのでしょうか。
耽美な世界観で、まるでエロスありきの舞台芸術でも見ているよう。
狂気とも思えるような激しい劣情を、サーカスにスポットを当て、多様な人物の裏側を描かれています。
本編にて「 サーカスとは非現実だ。現実と非現実のパラドックスだ。それを案内するのが我々アーティストだ。現実と非現実を行き来できる者 」と唱えられていたページがとても印象的で、目に焼き付けられる。前後の台詞にも重きを感じ暫し注視。とてもファンタスティックです。
コペルニクス的転回による、落ちて逃げて、精神が死に、それでも求め、光を見出し生き返り、その場所へと辿り着く強さや美しさが表現された、重く深いテーマだったのでしょうか。。
しかし、、読み終わってからの鬱気分。。何をレビューしようとしていたのかわからなくなってしまいました。
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