このレビューはネタバレを含みます▼
ここまで別人並みに変わるほど悔い改めてる人間であれば過去にあんなことをしてきた加害者であっても愛してしまうのは仕方ないと思う。私も絶縁してる家族(モラハラDVカス野郎)が昔の行いを本気で後悔して改心してると行動で表し続けてくれたら、やはりもう一度信じたいと思ってしまうな。方向性は違うが、そういう気持ちは分かるという話。あと、私自身ひどい家庭で育ったから、昔の自分はあまり褒められたもんじゃなくて、性犯罪なんかはもちろん犯してないが、それでも暗い怒りってのは意味がすごくよく分かるから胸が痛い。理不尽な支配に対する怒りが常にあって、他人に対して横暴になってしまう。特に未成年のうちは大変だった。その辺踏まえると、この二人のことを絶対理解できない関係!とは思わない。まぁ、とはいえ、この作品はあくまで脚色したフィクションとしてとらえて読みました。何故なら実在の性犯罪者のほとんどは厚顔無恥で本当の意味での後悔や反省などしないから。性犯罪者の再犯率は非常に高い。こんな男性がもし実在したら奇跡に近いこと。でも、奇跡が起きて幸せにされてるならこれ以上外野が何か言えることはない。