君は僕のおきにいり【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
有馬嵐
このレビューはネタバレを含みます▼
有馬嵐先生の初コミックですが、この頃から作画の綺麗さは安定してますね。
ドSのサイコパス気味×生意気ポジティブ坊っちゃんの組み合わせですが、前半と後半の流れが全く違います。
前半は広田の執着が二重人格のサイコの様な怖さを醸し出しており、何故か鴨が葱をしょって来る様に策も無く自ら向かう竜輝。
起承転結の起承でグッと引き込ませておいて、さてさて、どうなるかな?
と思いきや後半一気に転結で甘ーい展開に驚き、ストーカー並みの執着の終着点はハッピーエンドです。
2人とも見事に私の予想する思考と逆のパターンに行くので先が読めませんでした。
強引に致されたにも関わらず「あいつ自分は出してないな、さては俺の事好きなのかな?」に思考いかないな。竜輝君ちょっと一回自分がされたことを紙に書き出して御覧?
私も振り回されたよ。
何処までが、広田の計画だったのか。
最初のメガネ君の「男の方が気持ちいいらしいよ。」から計画が始まっていたとしたらメガネ君も同罪。
前半のエロと後半のエロの描き分けがとてもお上手でした。作画の綺麗さを入れて4.5でお願い致します。
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