このレビューはネタバレを含みます▼
初作家さんです。
表紙の美しさとタイトル、薔薇の妖精が人間の王子に恋をする、という設定に惹かれて。
嫌な人は基本的にいなくてあまり苦しい展開もなく、文章もふんわり優しい感じです。
薔薇の妖精の国の王子ルキア×人間界の第二王子グランド。
精気が弱くなる(気持ちが弱る)と小さくなってしまうルキアが小さな姿で、優しい第一王子ノヴァリスに女の子だと思われて人形のドレスを着せられて喜んでる描写が新鮮でした。
ノヴァリスとの穏やかな時間もほんわかしましたが、グランドといる時にドキドキしてしまうピュアなルキアが可愛くて。
ブタさんや猫たちと話をしたり、グランドに紅茶のティーカップのお風呂に入れて貰ったり、一緒にお酒を(ルキアはちょびっと)飲んじゃうシーンが可愛い!
一見冷たそうなグランドが優しくて。
こんなにピュアで可愛らしい人形サイズの美少年妖精がいたら堪らないでしょう。
ノヴァリスのピンチを救う時もファンタジーならではの薔薇の妖精なら出来そうに思える作戦で良かった。
可愛らしいお話でするする読めました。