このレビューはネタバレを含みます▼
ダンスのことは全く分からずとも一気に引き込まれました。醸し出される全体の雰囲気、個性的なキャラクターの存在感、とにかくエッジが効いています。まだまだストーリー序盤といった感じなので先が読めませんが、このままだれずに最後まで駆け抜けていってほしいです。4、6巻は特装版を購入しましたが、ファンサービス?なのか完全にBL展開のおまけページはなかった方がよかったような。本編の微妙な関係性(お互い好意を持ちつつもそれ以上進めることへの抵抗や葛藤もろもろ)がどのように変化していくのかを想像するのも読者の楽しみの一つだと思うので、本編外とは言えそういった工程を一気にすっ飛ばした作品を描いてしまったのはちょっとイージーすぎたような気がしました。