このレビューはネタバレを含みます▼
受け身ビッ チが恋を知る、です。「ハート」を通り越して、「泣」になっちゃったくらい、気に入った。
大人の近くにいる子供（教育実習生の津田先生）、思春期真っ只中のとんがった子供（生徒の成田）の、7年振り愛。
ビッ チの津田先生が、教育実習先で出会った好みど真ん中の美少年、成田。成田に、オスとして近づいたものの、自分を好きになった成田を結果として拒否して傷つけます。立場や年齢差を口実にして大人を演じてますが、本音は好きになってしまった成田との未来が怖かったから。好きな人と付き合った経験がない津田先生には、ハードルがあったのです。ダメでしょ〜と思いつつ、成田といたしてしまう、妄想はしてますが！
その後、結局、成田への気持ちを自覚して教師になり、ずっと想い続けていた津田先生。でも、身体だけでなく心も受け。能動的行動が出来ません。一方、成田くんは7年で、心も身体も素敵な大人に成長してました。生徒だった子供の頃も、子供らしい真っ直ぐさの中に、優しさや包容力もありました。津田先生は、ウジウジ悩ましい日々だった7年ですが、自分の結果、仕方ないね。
正直、そんなに期待していた訳ではなく、パワープッシュ作品だったので読んでみました。でも、自分にはスゴく良かった。押してくれてありがとうです。
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