新しいオメガバ一途攻め





2021年9月21日
すぎちよ先生の作品は、スノーマン以来で、オメガバにΔという新しい設定に惹かれ、購入。Δという、Ω性をβ性に変える性質の性をもつソウと、同じ児童施設で育った幼馴染のα新のお話。ソウは、自分の性質を利用して、性差に苦しむΩの性を変える仕事をしています。そこに、βになりたい、というαが仕事依頼をしてくるのですが、それが、施設で別れたきりの新で…。再会によって、ソウの環境や色々なことが絡まりながら、それでも一途に強くソウを想う新に、ソウが“壮一郎”として生きられる場所を見つけるハピエン。でも、初めての後ろは…と貞操を守ってきたほどには想い続けていた新に、再会したとき、そこまでいかないと新だと気づかないかな?と、ソウに違和感を感じました。7年ぶりなので、中学入るくらいまでは一緒に生活していたはずなのに。あと、新が施設を出たあとすぐ、初めてのHは、同室幼馴染Ωユキくんと、です。事情があり、ストーリーで大事な要素なのですが、ユキは、その後も登場しますので、地雷の方もいるかと思います。あと、仕事中の相手はΩなのでタチですが、新とは、受けになります、リバ地雷の方も。二人としてはハピエンなんですが、今後の性やその先について、残るものがあり、読後感はあまりすっきりしませんでした。思ったよりワンコ攻めで、あまり好みのキャラではなかったのと、お話はよく練られていると思いますが、曖昧な部分もあり、ストーリーの重さのわりに、浅くあっさりと感じました。が、新しい視点とある意味純愛一途攻めで、読んでよかったです。部位白ぼかし、本編195p、後日譚2作、おまけ、全222p。

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