8度目の人生、嫌われていたはずの王太子殿下の溺愛ルートにはまりました~お飾り側妃なのでどうぞお構いなく~
坂野真夢/八美☆わん
このレビューはネタバレを含みます▼
何度も殺された過去世があったならばヒロインのヒーローに対する態度には違和感がある。怒りや嫌悪の具合があまりにも足りないのではと。加えて震えて蒼白になるのが自然では。これは読み手に実際似たような経験があった場合の差なのでしょうが、だからこそ途中まではヒロインにあまり感情移入できなくてどこか引いた気持ちで読み進めてました。物語に対する印象が変わったのはヒーローの「夫婦円満ではない」の発言からでしょうか。一度は殺しかけたヒロインに対して好意を寄せる様にイライラもやもやしてたのに、彼は彼なりに反省してたのかとそこで心情が分かりモヤモヤが晴れていきました。でもやっぱりヒロインは最初からヒーローを受け入れすぎだと思ったので後半に差し掛かるまでは嫌悪感MAXでいて欲しかったです。
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