花色
」のレビュー

花色

栗城偲/佐々木久美子

小町はひっそり咲く

ネタバレ
2021年9月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 栗城先生の初の本と後書きにありました。ちょっと感動。母の代わりとなることを求められて育った小町が大人になるまで。ひっそりと咲く花のように、小町の存在、その本質をを知っているものはとても少ない。だからこそ、少将に知られた時、嬉しかったんだと思うのです。少将の百夜通いがどんなふうに表現されるのかな?って思っていたんですが、なるほど。と、思いました。 はなの色はうつりにけりな…というように、小町は少ないながらも、理解してくれる、素敵な人たちのもとで、己が花を綺麗に咲かせていくんですね。なんか、ほっこりしちゃいました。少将とのらぶなしーんもちゃんとあります!
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