魔導の系譜
」のレビュー

魔導の系譜

イヌヅカヒロ/佐藤さくら

私にとって進撃の巨人以来の推し

ネタバレ
2021年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読んだらハマると思って読まずにもたついてましたが、結局読んでしまいました。
ここでは魔法を使えることが何より差別されており、貴族社会もまた成立している。
初めは文字が読めず、人種差別を受け心を閉ざしていたゼクスと、彼の師匠となるレオンもまた、魔道士として進むにも動脈が脆弱なため、同じ魔道士でも差があるため他人への嫉妬心が強く、でも努力家で何れゼクスにとって大切な存在となる2人の出会いが、荒々しく感情のぶつけ合いが刺々しかったりしますが読んでいると色々な方向で考えさせられる内容で。別サイトで知ってましたが、今回のノミネートを機に読み結局ハマってしまいました。
第三王子も魔道士なのは…話の流れで想像ついてしまっていましたが、今後のゼクスはもちろん何よりレオンの先が気になりました。こんなにも毛嫌いされている魔道士でもレオンには接してくる人がいます。これはレオンの人柄なのでしょうが(レオンがゼクスに言った、おまえはあいつらと同じになるな、同じところに落ちるな。って、こんな環境下にいながら言えるの感動。なので…ゼクスはもちろん、レオンも報われる未来に立ち会って欲しいと切に思いました。
3巻まで読んで、前へ進むゼクスに対して何処か抜け殻のようなゼクス。次巻でそのまま…とかありませんように。レオンもまだまだ活躍して欲しい(村人庇ったり、村人の怒りの解消役なんてのは…あって欲しくない…、レオンも報われて欲しい
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