このレビューはネタバレを含みます▼
表題作と他短編ひとつ収録されています。
どんなものかとレビューを拝見し、このBLなんで知らないのに惹かれて購読。
これまた読み手の意見が分かれそうなストーリーというのが全体的な第一印象。
まず主人公の楓。高3でこれはちょっと痛すぎるというかよく言えば幼く素直で真っ直ぐなんだろうけど、いくら可愛くてもそれじゃダメ過ぎだと引いてしまった。
そして幼馴染で1つ上の大学生の大和。楓は可愛い弟の様な存在だと言いつつ、いざ身体が反応できなかったからって直後に、彼女と身体を合わせるというリアルは、BLに求めてないんです。
その後の楓も、寂しさから変なDV男についていき、学校も休むような日々。
あのね、誰だって失恋なんて珍しくないんだよ。それでも毎日頑張んだよ! とイライラしてしまった。
結局、最後は幸せな2人だというのに、どちらにも感情移入も共感もできなかった。
短編の方は、ほの暗い世界観の中、これまたちょっとドロドロした心情が表現されていました。
( 10月6日までセールです )