イッて旅して恋をして(合本版)
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イッて旅して恋をして(合本版)

沙槻

難解なえっち本の続編

ネタバレ
2021年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●「〜愛されて」の続きで、前作で触れずに放置された部分が本作なので、両方読まないと完結した気がしません。同様に本作だけ読んでも訳が分かりません。前作のキャラが前作の前提ありきで登場するので。
●本作のメインCPは、前作に登場した渉琉と、渉琉が出会った能力者の香久哉。この二人のエピソードの回収です。「精 液で術が発動」というのは前作同様で、自分の能力を分析するために帝大に入り、何の感情もなく男に抱かれてきた香久哉が、渉琉と出会って惹かれるお話。前作の直葉も鈴丸もそうだったのでワンパターンではありますが、最後に素直に思いを伝えてハッピーエンドです。やり直しのきく世界なので、ちょっとズルいですけどね。前作では渉琉は香久哉の存在を忘れてしまっていたので、やり直せて良かったと思えました。
●直葉と渉がタイムリープのためにいつでもどこでもえっちするので、ありがたみがないというか、愛情の交歓を感じにくくなってしまって、少し冷めた目で見てしまいました…。あと、タイムリープするつもりなんだから服着てやればいいのに…とか。まあ今回この二人はメインじゃないのでいいんですけど。その分渉琉と香久哉が良かったです。
●全部込みで79P。前作から続く一連の作品の中のひとつのエピソードと見れば十分充実しています。
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