往生際の意味を知れ!
」のレビュー

往生際の意味を知れ!

米代恭

ドライブ感のあるストーリー展開

2021年9月28日
米代先生の作品は「あげくの果てのカノン」もこの作品も正直苦手である。登場人物は思い込みが激しくて色々こじらせていて共感できないのだけれど、ストーリーだけはドライブ感があって無視できない。多分才能というのはそういうものなんだと思う。この作品では主人公が自主映画を撮っていたこと、それで再びカメラを手に取る展開は嫌いではない。むしろかつて映画にあふれていた自分の若い頃を思い出す。そんな自主映画の持つ甘酸っぱさとやるせなさもこの作品の魅力である。
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