このレビューはネタバレを含みます▼
この作品は、主人公の六道りんねとヒロイン間宮桜を中心に、様々な成仏しきれなかった霊をあらゆる手段や道具を用いて成仏させるという展開のストーリーが描かれるパターンとなっています。
特徴的なのは、霊を扱う作品でありながらも、決して深刻な描写をせず、なにかしらユニークな方法を用いて成仏させるという点だと思います。
霊を見つけるとりんねは桜から十円玉をメインとしてお金を借り、地獄のショッピングにて(ここで販売されている商品にもそれぞれ癖が強い個性がある)例えばスプレーや食べ物などを購入し、それを用いて成仏させる、という流れです。
巻数が増えるにつれて、十文字など多彩なキャラクターが増えていき、先々の展開も読者の予想を裏切ったりするなど見逃すことができない、霊とユニークさを持ち合わせた面白い作品だなと思います。