ぼくの可愛い妊夫さま
」のレビュー

ぼくの可愛い妊夫さま

七川琴/ミニワ

卑屈で孤独だった男が愛を知る話

ネタバレ
2021年9月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルとあらすじだけ見たらどんなとんでもストーリー!?と思ってしまいそうですが、これがびっくり予想を覆すとんだ感動作でした!心が温かくなる純粋な愛のお話です。
コミュニケーションが下手でずっと周りに軽んじられてきたせいで、果てしなく自己評価の低い弓削先生が、大工の太一と出会ったことで人生が180度回転します。
変わっていく弓削先生を見て、恋って、愛の力ってすごいなぁと感動しました。太一を好きになったことによって弓削先生の人生が好転していくのが読んでて気持ち良くとても嬉しくなるんです。先生が新しいことに挑戦したり今まで知らなかった感情を覚えるたびに涙が零れちゃうくらいに。
自分をプラスにプラスに見てくれる人の存在ってものすごく救いになるよなぁと2人の穏やかで愛溢れる暮らしを見て思いました。
頼りなかった弓削先生が本当の愛を知って、相変わらずヨロヨロしながらも自分の大切なものを守ると言う姿に胸が熱くなりました。これぞ愛の力だなぁ。
深い愛で結ばれた2人が羨ましくなるくらい、ハッピーな物語。本当に読んで良かったです。
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