このレビューはネタバレを含みます▼
ある事故をきっかけに記憶を失くしていた啓杜、ある日自分が経営しているパティスリーに高宮という作家と編集者がやってきた。
そこでその高宮の顔色が変わり、啓杜の方を見て伺う感じの表情で見てきた。
それに対して、啓杜は何とも言えない痛みと気持ち悪さを感じてやきもきしていた。
閉店作業をしていると先程の高宮が外で待っていて、話しがしたいというが啓杜はあまり乗り気でなくて出来れば関わりたくなかったが、高宮の必死な感じに違和感を覚えつつも、話しを聞くと自分達は幼なじみで恋人だったというが、啓杜は更に違和感を覚え戸惑ってが、高宮が友達でもいいからやり直したいというので、仕方なく了承して友人関係を続けていくが、高宮は人気小説家になっていたのでとにかく目立ってしまい外出するのにも困るなと思いつつ高宮のしたいようにさせていたが、ある日二人がキスしている所を週刊誌に撮られていた為、高宮のマネジメントしている人に会うのを控えてくれと云われ、迷惑かけない様に会うのを控えていたら、我慢が限界にきていた高宮に家に連れていかれ部屋に監 禁されてしまい・・・。
昔、啓杜が高校の時に教師にイタズラされていた為、嫌がることはしたくなかったけどという高宮が、啓杜を何度も抱き潰してきて壊れそうな高宮と啓杜が切なかったです。
啓杜はその時に昔の記憶を思い出し苦悩するが、高宮も啓杜を失いたくない一心で精一杯だったんですね。
確かに監 禁はよくないけど、そんな事をする程啓杜の事を愛しているんだなと思いました。
只、高宮の母親が啓杜を貶めようとする凄いクズでびっくりしましたが、高宮が母の弱みを握って有無を云わせないという逆転劇をかましてくれたので、少しだけすっきりしましたが、自分の母親にそんな事迄しなきゃいけないのはちょっと悲しくもありました。