脚本家は愛を乞う【イラスト入り】
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脚本家は愛を乞う【イラスト入り】

/小路龍流

スピン:マイフェアボーイ

ネタバレ
2021年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ (BL小説)

『翻訳家は愛を知る』のスピンは元カレで従兄の加山編。

面倒を他人に押し付け楽しく軽薄に生きるモテ男は、
口が上手く魅力的な笑顔がウリのカリスマ美容師。
前作での金を無心する嫌な男のイメージの上書きイイ◎

ロマンチックな恋愛モノで大賞を取った新人脚本家がダサすぎて、会見のスタイリングを任されウザがりながらも軽く引き受ける始まり。

美容師加山浩平(29)×新人脚本家天海(25)の話。

怯えた仔犬とライオンのような関係の指南モノなのだけど。
ロクデナシをモットーに生きるという振りが多い割に、
人物描写は察しも面倒見も良い繊細な男なので、加山キャラを掴みづらく、その為キレの悪い強引な話に感じました。

百戦錬磨の余裕を奪うひたむきで純真な天海君の魔性っぷりが良かったです。節操なしの口約束は信じられないので、この先ガッチリと天海君の尻に敷かれて欲しい(笑)
ウインクや投げキッスをナチュラルに出すキャラは、
あまり見ないので新鮮でした(笑)
前作の永倉×庄野CPが脇で同時進行していて嬉しかったです!!

そして今回も小路さんのラスト一枚にまた笑わさせていただきました(笑)
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