オメガはベッドで嘘をつく
」のレビュー

オメガはベッドで嘘をつく

千束るち

オメガバースの魅力が満載です

ネタバレ
2021年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辛い過去を持ちαと偽って生きてきた理央と、これまた辛い過去がトラウマとなって生きてきた産科医の百瀬との運命的なオメガバースラブストーリーです。
まず、この作者さんの絵がとても綺麗で惹かれました。
描写もデッサン力も長けていらっしゃるので、エロなシーンも息を飲む美しさです。特に、理央と百瀬が初めて出会ったその日にΩの理央がヒートを起こしてしまうのですが、その色気が半端ない。百瀬の理性をぶっ壊すほどで、2人の絡みにドキドキさせられました。
細胞内では間違いなく惹かれあっているはずの2人が、過去のトラウマからなかなか素直になれない様子がとにかく切ない。あくまで、理央は患者で、触れるのは治療だという、産科医の百瀬のツレなさが何度も心痛みます。
でも巻末で、ようやく、互いに惹かれている事を認識して、、という、とても良いところで終わっていますね😩次号がとても楽しみです。
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