十二支色恋草子
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十二支色恋草子

待緒イサミ

十二支が皆良い!!

ネタバレ
2021年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●正直に言うと、主人公の正隆と胡太朗以上に、十二支+コマ(猫)のキャラクターとそれに合わせたストーリーが良くて、「十二支全部読破したい」というコレクター魂(?)を満足させる作品でした。十二支と猫の因縁もちゃんと物語の中に組み込まれている。動物の姿がめちゃくちゃかわいいうえに、全員が見目麗しい男の姿になるというのがまた素晴らしい!性格、年齢、服装などもきっちり設定されているようでした。
●正隆と胡太朗に関しては、なぜいつの間にそんなにお互いベタ惚れなの??しかも急にめちゃくちゃ身体欲しがるじゃん…?!その違和感(?)に目をつぶればただの激甘イチャラブの二人です。十二支の特性に影響を受けてえっちの様子も変化するのはおもしろいし好きです!
●お話の筋は少女漫画でも読めそうな物語なのに、えっちな場面との落差が激しく、時々ちょっと「ええ…」となります。あとは個人的な好みの問題ですが、胡太朗が小柄すぎてショタっぽく見えるのが少し苦手でした…。
●全体のお話としては、十二支憑きの宮司・正隆のもとに、自分の社が消失してしまった猫憑きの胡太朗がやってきて、愛を育むとともに皆に受け入れられ、つがいとなり、胡太朗の社も復建し、神様にも報告してめでたしめでたし…という(うまく短くまとめられませんが)しっかりしたストーリーがあり安心して読めました。
●続編の「蜜月の章」は、正隆と胡太朗は相変わらずで、十二支の恋模様も描かれているようですね?買い始めるとまたコレクター魂が揺さぶられてしまうので、今はまだ購入を迷っています。
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