このレビューはネタバレを含みます▼
シューズメーカーに勤める比奈は人から頼まれると断ることが出来ず引き受けてしまう。
それを近くで見ていた後輩の史塚は比奈に仕事が遅いんだから余計な仕事は引き受けない方がいいという。
ある日、ヒールの音で具合悪くなっていた所を史塚に介抱されるが、夜遅いのにまだ仕事があると会社に戻ろうとする比奈を気になってしまう史塚。
比奈は部長に頼まれた仕事のチェックをしてもらった後、部長に抱かれていてそれでもいいと思っている比奈がいた。
その後、部長から比奈と史塚で出張を言い渡され、比奈が取引先にホテルに誘われていた所を史塚が助けてくれたが、史塚に抱いてくれる男なら誰でもいいのか?と云われショックを受けてしまう。史塚に身体を触られたことでびっくりして避けた比奈に史塚は複雑な気持ちで見ていた。
この時点でお互いがお互いを気になりはじめていますね。
史塚は今勤めている会社が自分の家で経営していたし、いつかは跡取りとならないといけないと云われていることで、兄がいる史塚は兄と争うことが嫌で悩んでいることを比奈に話したが、比奈は小さな時母親に過剰な執着をされていて、少しでも大きくなると母親から離れていってしまうと母親が思い込んでいて、それで母親から叩かれていたということを史塚に話す。
史塚は癒すように身体を抱きしめて撫でて落ちつかせようとしてくれて、それに比奈は背中を押されたという。
母親にあって気持ちを伝えてこようと。それをして、自分にも母親にも前を向いて行こうという意味でちゃんと自分は母の所にも帰ってくるよと。
とても心情とかが丁寧に描かれていて、母親との会話のシーンは涙なくして見れないです。
読んでいて自然に涙が溢れてくる程、感情が見えるので凄く綺麗だなぁと感動しながら読みました。
久しぶりに泣けるお話で、購入して本当によかったです。
後日談では、比奈は可愛いし、史塚はスパダリで格好いいし(史塚は比奈よりも3つ年下なのに。)更に比奈が好き過ぎて可愛いという気持ちが見えるのでラブラブだなぁと思いながら読んでました。
最後ら辺で同棲するっていってるから、その同棲している所で続きとか見てみたいです。