君の顔が好きだ 分冊版
」のレビュー

君の顔が好きだ 分冊版

金魚鉢でめ

純粋で、まっすぐで、正直

ネタバレ
2021年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●3話トータル約80P。単行本版が出ている(しかもそちらであればもう1作品読めた)ことに気付かずに、分冊版で購入してしまいました…単行本版表紙の永澄、さらにキラキラしてるじゃないですか…!残念…
●純度の高いストーリーでした。二人とも、自分の気持ちにも相手にもとても正直。ただひとつ、「永澄がよし君(先生)とだけ共有してて康隆には話してくれない秘密」に関してだけ、お互い素直になれない。「好きだから知りたい」「好きだから言えない」どちらもすごく純粋な気持ち。
●それぞれ幼心に辛い経験をしている(康隆は小学校で冷やかしに、永澄は兄と拗れて)というエピソードまでこのページ数で描かれていて、それを溶かしてくれるのもお互いのまっすぐな言葉で、本当に素敵です。また、よし君やクラスメイトの山岡も良いキャラ。優しいお話でした。
●二人の関係は軽いキスまでなのですが、ほっぺにチュウもしくはギュウと抱き締めるまででもよかったかなと思うくらい。それほど綺麗な二人でした。でも扉絵の「真面目な美術部員×ひねくれイケメン」というコピーによると、いざそうなったときには康隆×永澄なのかな?とか無粋な想像をしてしまいます。
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