彼女になる日 another
」のレビュー

彼女になる日 another

小椋アカネ

前作も本作もどちらも好きです

2021年10月18日
以前に無印版の「彼女になる日」を読んだことがあり、羽化という独特の世界観のお話がとても興味深く印象的でした。本作は無印版完結後から数年経った別の主人公達のお話で、懐かしい顔触れもチラホラ登場します。アイデンティティーやジェンダーについて解りやすく表現されている作風はそのままに、羽化に翻弄される中学生達が一生懸命に生きています。最後まで読み、どの主人公達にも共感できる部分がありました。斬新な設定ですが、在るがままの幸せについて考えさせられる記憶に残る作品だと思います。
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