あるある、でも新鮮！

ネタバレ

2021年10月24日

このレビューはネタバレを含みます▼ さすが北川先生、一つ一つが美しい。漫画は色がないのにカクテルに色が見えてくるような描写は圧巻です。
バーに訪れた人たちの数々の会話や心に寄り添い、静かに見守る不思議な空間とバーテンダーの更。主役はさまざまな人生を織りなす人間ドラマでありながら、由来や存在感あるすてきなお酒を見てると自分のことのようで飲みたくなります。更が魅力的な微笑みで、全てを俯瞰的に見て、押しつけなく淡々とお酒について語る、そこにそれぞれの気づきがある、今までにいない人物ですね。
こういう漫画や本の手法あるよね、とは思いつつ、やっぱり北川先生は唯一無二の漫画家だなと。北川先生、何十年読んでますが、こんなに長年「責めと冒険」をしていてすごい。

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ももとりゅうさん

(女性/60代～) 総レビュー数：0件

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