このレビューはネタバレを含みます▼
まぁ、ハッピーエンドだったにせよ、もう少しやり方はあっただろ!?話を盛り上げるにしても感じ悪い。この人の作品は本当にハッピーエンドだとしても読者感情を逆撫でする展開を入れてそっからの大逆転ハッピーエンドにするパターン多いけど読者は主人公に感情移入してるから、それ読まされる側は本当に気分悪く、結果コミカライズはレビューがまずまずでも原作レビューはダメダメなことが多い。今回も恋人リントが7歳程度のリズと婚約しアリアは大きく傷ついてしまう。信じていた恋人リントに裏切られたような形だ。周囲に自分達の正体と関係を隠して努力してきたのにも関わらず。それも敵の公爵を一網打尽にしてアリアを皇后に迎える為の作戦だとしても、それをアリアには内緒にし、アリアの弟子で公爵の娘でリントの婚約者になった7歳だかのリズは全部知ってて実父を告発するためにやったことだという展開。いや、でもさ、それアリアに隠すのおかしくない?本気で皇后にするならリズを仮の婚約者にすることを伝えてないとアリアからしたら裏切られたとそのままリントから離れてしまいかねない。しかもアリアから王城に出向いたからこそのリントからの「訳あり匂わせ伝言」で勘付いたアリアはなんとか踏ん張れたものの、アリアが王城に来なかったらリントは全て解決するまで伝言も何もなく放置プレイの可能性大だった訳でしょ。アリアだけ蚊帳の外でまるでリズのほうが近い存在になってて。こんなコわざわざ料理の弟子とか実は公爵の娘とかって出す必要ある?最終的にはアリアと結婚してリズ幹事でしあわせ食堂で仲間内の二次会みたいなのをやってハッピーエンドだけど、私ならリントのこともリズのことも嫌いになる。嫌いになりたいのになれなくて裏切られたショックで、作戦だと知っても何も言わずに信じてくれは身勝手で信じられないし苦しすぎる。逆だろ。アリアを信じているから愛しているから悲しませないようにリントは事前に計画を伝えて、大丈夫だから信じてくれ。と言うのが筋だろう。この辺の人の心の機微を存外にする内容がこのぷにちゃんという方の作品には多い。なのでスッキリしません。ハッピーエンドに持ち込むために何やっても良いってんじゃないんだよ。