逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります
蒼伊/RAHWIA
このレビューはネタバレを含みます▼
つまらないわけではないけど、めちゃくちゃ面白いわけでもない、各エピソードが短いこともあって若干盛り上がりに欠けるので、ちょっと淡々とした印象を受ける作品です。あと、伏線を敷いたり布石を投じることが苦手なのか、結構唐突に、『実は〇〇だったんです！』って感じの展開になって、えっ？ってなることがしばしば。わりと王道をいく作品だけれど、それでも物語の真相は(目新しくはなくとも)心惹かれたので、伏線がきちっと敷かれた上でのそれなら面白かっただろうなって、ちょっと残念でした。もう少し各キャラやエピソードが深掘りされていたなら…。
あと、多分人によっては当て馬とくっついて欲しかったと感じる気がします。ヒーローより当て馬のほうが設定練られてるし、ヒロインへの愛を感じるし、ついでに作者さんの思い入れも感じられたので…といっても三角関係話ではないので、厳密には当て馬じゃない気がしますけど…。
アッサリしていて読みやすくはあるので、サラッと読むにはちょうどいい作品です。お値段が優しくないですけど。
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