好奇心は理性を殺す
」のレビュー

好奇心は理性を殺す

篠崎マイ

買ってよかったです。

ネタバレ
2021年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 居酒屋のバイトしていて、酔っ払った男を介抱することになってしまった大河。朝起きてびっくりしていた男は湊という財閥の御曹司で同じ大学だったことが分かり。
湊に妙に懐かれてしまい戸惑う大河。友人として付き合ううちに湊に牽かれていたことを自覚したが、湊は大河を親友だと思っているだけで、そこにどんな気持ちがあるかわかっておらず(世間知らずで結構天然です)、無自覚で大河を振り回す湊に大河もしびれを切らして、湊に襲いかかると湊が泣き出してしまい、おろおろしていた大河に爆弾発言を落とす湊に、苦笑いの大河。
湊は大河を好きになっていたことに全然気がつかないんです。そりゃ、大河も我慢の限界ですよね(笑)
良い組み合わせのカップルになって、続き読みたくなる作品です。
もう1つは受けのモデルと攻めの社会人とのお話です。
モデルのサイン会にきた攻めは、受けに好きと告げると受けは顔が好みだったから付き合ってみようと思って、積極的にアピールするも攻めはちっとも受けを抱こうとせず、大事だからといって家にあげてもちゃんと早めに帰そうとして、じれったかった受けは自分からしようというけれど、それも断られて自分だけが相手を好きかもしれないと疑う様に。
拒否されちゃったら、本当に好きかどうかすら信じられなくなりますよね。
意外と不器用な攻めですよね。
でも、受けが相手にちゃんと好きなことも告げて、抱いて欲しいというと攻めが大切にしたいと丁寧に抱いてくれることで、受けもちゃんと愛情がそこにあるんだと嬉しそうでした。
愛されている実感がないと、それだけでも疑いたくないけれども疑わずにはいられません。
一先ず、ちょっとだけすれ違いと勘違いがあったけど、それも話しあったことでなくなって、本当の恋人として付き合うことで受けも我慢しないですむし、攻めも受け溺愛だからハッピーエンドです(〃∇〃)
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