このレビューはネタバレを含みます▼
めっちゃドラマチックだけど、よくよく読むと、4月から翌年1月までの、ほんの数か月のお話（本編は）。濃い。熱い。4月、カツアゲされてるところを助けられて、秋山くんに一目惚れしたシバ。ストーカー気質全開で、秋山くんの周辺を調べまわっちゃいます。6月、なぜか秋山くんのオラついた友だちの前で告白。シバの告白からの流れはイヤだと思う人がいるかもですが、そこであきらめずに読めば、ビックリするような純愛ドラマです。シバの告白から2週間後、やっぱりシバが気になって仕方ない秋山くんに誘われて…というわけですが、まだシバの片思い状態。そこからはどっぷり秋山くんとの関係にはまって、勉強どころじゃなくなるシバ。期末試験で赤点の山をつくります。せっかくの夏休みなのに、秋山くんといちゃいちゃするのを我慢して、勉強とバイトに励みます。バイトで貯めたお金で、8月31日の秋山くんの誕生日にべったべたな指輪をプレゼントしたかったシバ。指輪をもらった秋山くんが、ほこほこして照れてるのが、たまりません。夏休み明け、学校がめんどーな秋山くん。やっと登校したら、生徒指導の先生にシバからもらった指輪を没収されちゃいます。罰として居残り書き取りさせられる秋山くん。居残りに付き合うつもりだったシバを、同クラの隠キャ・じおんが強請ります。秋山くんとの関係をバラすと脅されて言いなりになるシバ。でも、じおんはシバと友だちになりたかっただけで、誤解が解けて仲直り。ここらへんで、1年生・シバの濃〜い上半期が終わるくらいです。秋頃、父親との葛藤に踏み込もうとしたシバを、突き放してしまう秋山くん。シバへの気持ちに気づいてシバの元に向かおうとしたとき、シバが死にかける事故が。雨降ってなんとやらで、ますますラブラブになる二人、シバは勢い余ってプロポーズ。シバの愚直な思いをぶつけられまくった秋山くんは、シバが現実の困難に凹むことなく、2人で仲良く暮らし続けたいという動機で、ぐんぐん成長します。あんなにダルダルだった秋山くんは、調理師という夢を見つけて、高校を無事卒業します。シバをとことん可愛がりながら、シバにとことん愛されながら、結婚式で大団円です。涙。すげー純愛。あと、最終巻22ページ右上のコマ、81ページ左上のコマの秋山くんがめっちゃかわいいので、必見です。
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