このレビューはネタバレを含みます▼
様々な季節の国で暮らす人獣達のシリーズ2作目、村長候補のオセロット型・サージ×幼い頃に村に流れ着いた白ライオン型・マァオ。兄弟のように育った幼馴染みのサージにひそかに想いを寄せるマァオ。好きとは言えないもどかしさが切なくて、常にある別れの気配にハラハラしました。前作はハッピーエンドながら一抹の寂しさがあったけど、今回はそうならず本当に幸せなラストでよかった!マァオの過去は辛いけど、両親に幸せに生きてることが伝わっていたらいいな。二人の前に現れた魂守がシリーズ通して鍵になる存在のようだけど、正体はもちろんその役割も未だ曖昧なまま。このままでもいいとは思うけど、やっぱりもうちょっと踏み込んだところを知りたいので今後に期待。マァオが知り合った人魚型・六ツ杜もまた謎多き存在なので、いつか人魚のお話も読みたいな。