スイートハート・トリガー3【通常版/単行本版(電子限定描き下ろし付)】
ニャンニャ
このレビューはネタバレを含みます▼
なんとも言えない。どっちも悪くないけど、会話が、とにかく会話が足りない!
子どもを持ちたい気持ちが分からないでもないし、でもそんな大事なことをちゃんと話さない二人。
そしてそのまま別れてしまう二人。ああ、なんて……なんて……なんとも言えない気持ちがグルグル。
3巻まで続いて、そりゃ最後元サヤに戻るだろうとは思ったけど、この題材の結末が元サヤであることにも違和感もあるし、でも戻って良かったという気持ちもあるし。
子どもの存在って大きくて人生でそう何度も希望通りポンポン作ることできないし、チャンスだって実は少なくて、ほしいと思う気持ちだって悪くない。
ただ、なんだろう。ううーん。ああ、なんだろう。
コールの性格を少なからず分かっていたならもっと話し合いできたでしょう、強制的に我慢させようとしたのはやりすぎでしょう。そんな気持ちもあって、イラッとしたのも本音で。
じゃあ、子どもに関して全て我慢させるのだっておかしいよね!?なんて色んな感情が押し寄せてきた。
レビューにアレックスがクズ!なんてのもあったんで正直3巻は期待してなかった。分冊の1巻読んでぶっとんだし。
だけど、予想に反して3巻は良かった。色んな感情があるけど、イラッともするし、ムカつくけどどっちも悪くないし、どっちも悪い!
どうしてもコール寄りになってしまうんだけど、アレックスの言葉も一々酷いんだけど!!そこはぶん殴っていいと思うくらい酷い言葉だった。
だけど、でも一方的にアレックスだけが悪いとは思えなかったんだよ。大半が通るであろう子どもという存在。その存在を考えてしまうことはおかしいことではないはずだから。
こうして、どっちがこうだこうだからこっちは悪くない、こっちはクズ、とか考えても私の中でこうだという感想が決まらない。何度も読み返してモヤモヤしながらも買って良かったと思ってる。
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