孤独な女王と黒い狼
」のレビュー

孤独な女王と黒い狼

春日部こみと/篁ふみ

腹黒従者~の後世

ネタバレ
2021年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 若くして女王になったヒロインと地位を簒奪されたヒーローが織り成す物語。
冒頭から腹黒従者~と同じ国の話と分かり、ヒロインの容姿は王太子シャルルのもので、ヒーローの容姿はライアンのものでした。
シャルルの子孫がミルドレッドの子孫と結ばれる話だと思っていたら、違っていました(汗)。
ヒーローの容姿は黒髪に金の目なのに腹黒従者~の二人の子孫ではなかった。
ただ、性質はライアンと同じでした。なぜ子孫の設定にしなかったのかな?。
近親婚設定を避けるためでしょうが違和感がありました。
※腹黒従者~を読んでなければ違和感はないと思います。
腹黒従者~の二人に子供が出来なかったことに軽いショックを受けました。
女王を取り巻く王家の因習と陰謀。ひたすらに女王を欲する摂政の歪でも一途な愛。
身分差の逆境をバネに武力と権謀術数を身に付け女王を得るヒーロー。
ハッピーエンドで二人が出会って13年で夫婦になれてよかったです。
話は壮大で建国の神話などこっているのにナダル王国は百数十年の歴史が、とおかしな設定など気になったので★3にしました。
アンソロジーには、近衛騎士でヒロインの乳兄弟ローガンとヒロインの従妹マチルダの恋が描かれています。
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