灰被り姫は結婚した、なお王子は【単話】
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灰被り姫は結婚した、なお王子は【単話】

中てい/壱崎煉

ありえない…

ネタバレ
2021年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 8巻目に清水さんという人が出てきて、
八重さんに結婚を前提としておつけ合いをしてくれ、と申し出るシーンが出てきますが、明治〜昭和初期の設定として、ありえない!

当時、女性は結婚したら髪を“桃割れ”という形に結い、
既婚の女性である事をひと目見てわかるようにしていました。
他にも着物の気付けなど、例えば帯揚げをあまり大きく結わないとか
半襟を細めにするとか、女性に話しかけることさえ失礼なことだったのですから、見ればわかるようになっていたのです。

まして、初対面で手を握ってくる男性なんて、人妻相手でも、未婚女性なら尚更、無頼漢以外の何者でもありません。

警察っぽかったですけど、即処罰ですね。
おまけに八重さんの日野家も豊岡家も上流階級の家という設定でしょう?
どこか遠くに左遷のうえ、一生日の目を見ることはなくなることでしょう。

あ、お話は面白いですよ。絵もきれいで楽しいです。
(続き )九巻で、八重さんは即、「私は嫁いでいます」と言います。 あっぱれ!
良かった〜。これで八重さんまで言いそびれて勘違い続行のまま引っ張られての展開だったらどうしようかと思いました。 八重さんのこと嫌いになる(というより気持ち悪いと思う)と思います。
当時の女性が身持ちが悪いのは気持ち悪いです。八重さんのお姉さんも気持ち悪いですが、悪役令嬢なのでそれは良しとします(笑)。
しかし、その先、清水さんと2人で並んで座ってる、というのはどうだろう!?!?
とにかくあの時代の男性、とくに軍人教育された男性はストイックでそれがほろっと、ぐっとくるのに。 (ΦωΦ)フフフ…
特に不特定多数の前で大声出して人妻を“旦那さんと一緒で幸せか?”と聞くなんて、口説いてるようなものではないですか。
いや、口説いていたのでしょうが、もう、社会的に死んでますね、彼は。

警官が人前で人妻口説いたんですよ!?
清水(もう、“さん”なんていらん!)く○○っとけ!!
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