百千さん家のあやかし王子
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百千さん家のあやかし王子

硝音あや

魅惑的な妖モノ

ネタバレ
2021年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ よくある妖モノは、コメディ色が強くなりがちだと思いますが、こちらはハラハラする展開やクスッと笑える場面などがバランス良く織り交ぜてある作品です。また、広がり続ける家の不気味さや戦闘シーンの激しさ等とてもよく描かれています。妖艶な鵺や葵、式神達、火車など見目麗しい男性キャラ達に魅力され、主人公ひまりの強く明るく健気な様子に心打たれます。とっても好きな作品の一つとなりました。ただ、15巻までグッと盛り上がり、どうケリが付くのか?2人の恋の行方は?とワクワク期待をしていたのですが、いきなり10年も経過し、ひまり26・葵18に。女性が上な歳の差カプになってしまい、モヤモヤしました。あの勢いのまま、ハッピーエンドになって欲しかったです。その点だけが残念!
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