ボリューミー！

これは春田先生ファンでなくても読んで欲しいですね。7つの短編それぞれしっかりおもしろい！読み応えあります。
エロは少なめ、お話によっては全くなし。
制服オタクのコメディ、かっこいいMVを見てるみたいな作品、大人のちょっとズルい恋の駆け引きや、ホッコリかわいいお話など、ストーリーの構成も表現の仕方も色々でおもしろい。
特に好きだったのは「横顔と爪あと」
高校生の親友同士どう動く訳もないと思っていた恋。
両片思いとわかり突然動き出す瑞々しい瞬間。
伝えたい、伝えられない怖さと期待が入り交じってグルグルする思考がリアルでドキドキしました。
短編ならではの余韻の残し方がね、最高です！
春田先生の引き出しの多さに唸る1冊でした！